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メンバー紹介

長谷川 真理子 教授 Mariko Hasegawa

長谷川 真理子 教授

Profile
研究者代表

総合研究大学院大学先導科学研究科教授。専攻分野は行動生態学・進化生物学。 東京大学理学部生物学科卒。東京大学大学院理学系研究科人類学専攻博士課程修了。昭和55年から2年間タンザニア野生動物局に勤務。平成19年より先導科学研究科生命共生体進化学専攻長。平成20年から21年まで日本進化学会会長、平成21年から日本人間行動進化学会会長を務める。野生のチンパンジー、イギリスのダマジカ、野生ヒツジ、スリランカのクジャクなどの研究を行ってきた。最近は人間の進化と適応の研究を行なっている。著書に『クジャクの雄はなぜ美しい? 』(紀伊国屋書店)、『進化とは何だろうか』(岩波ジュニア新書)、『ダーウィンの足跡を訪ねて』(集英社)など。

代表者メッセージ
青春期の健康・発達コホート研究へのご協力のお願い

子どもからおとなへの転換期、つまり思春期は、いつの時代も波瀾万丈なものです。からだの急速な成長とともに、精神的にもいろいろな発展が起こりますが、それは決して簡単なプロセスではありません。誰でも、ご自分の経験からのご記憶がおありでしょう。しかも、現代は、いじめ、不登校、引きこもり、ゲーム、携帯電話、インターネット、塾、お受験、などなど、子どものストレスとなる要因が山ほどあります。それによって、成長期に問題をかかえるお子様が増えています。
思春期は、その葛藤は誰もが乗り越えていかねばならない、人生の一時期です。実は、こんなに長くて複雑な思春期という時期があるのは、人間だけなのです。一人でも多くの子どもたちが、たとえ波瀾万丈でも、あとで振り返って幸せだったと思える思春期を過ごし、希望にあふれる成人になって欲しいとは、誰もが願っているでしょう。少子化が進む中、子どもたちは未来の日本を担う人材であり、我が国の活力の源泉ですから、子どものすこやかな成長は、今までにもまして大切なことになっているはずです。では、そうするためには何が大切なのでしょう? 子どもからおとなへの健やかな発達のためには何が必要なのか、それを明らかにするには、多くのお子様の成長過程を定期的に調査する研究(コホート研究と呼びます)が必要です。
私たちは、文部科学省の研究費を得て、そのような研究に着手しました。世田谷区・調布市・三鷹市の住民のみなさまから無作為抽出で思春期前のお子さまを多数選びだし、研究へのご協力をお願いしました。この研究結果は、今後、世田谷区・調布市・三鷹市の子ども政策にも反映されていきます。多くの方々が本研究に興味を持っていただき、ご協力いただけることを願っています。